昨年の事業の振り返り
清々しい冬晴れの空の下、穏やかに新しい年を迎えることができました。思い起こせば、昨年の正月に抱いていた構想とは違った事業を無我夢中で手掛けながら時が過ぎ、こうして正月を迎えることができ感謝の気持ちで一杯です。自分の力だけでは成し遂げることはできなかったことばかりで、このブログを書いている時も、様々な人の顔が目に浮かび、奇跡的とも思えるご縁に胸が熱くなります。
忘れないうちに、昨年の出来事を書き残しておきたいと思います。
コロナ感染症の影響で滞っていた国際トライアスロンレースの招致活動を再開し、地域創生に関わる地元行政や商工会の経済界等を通して提案活動を実行。国際基準の企画立案、コース設計、予算案作成等、自分が今まで培った能力を最大限に生かし、何度も出張を繰り返し、右脳と左脳を総動員して取り組んだことは自分の財産になりました。
ビジネススクール時代にご縁があった企業経営者から、コンサルティング契約を受託。自分が専門とする領域以外にも企画を広げ、机上論ではなく、本当の意味でクライアントの立場にたった戦略を実行。想定外の状況にも柔軟に対応し、期限も守りつつ、新しい道を切り開いたという感触を得ることができました。
講師の依頼が増え、ある程度、経験則で対応できる感触を得た上で、視覚障がい者向けのプレゼン講習や、ワークライフバランスセミナーという新しい領域に挑戦。想定以上に準備に時間がかかったものの、好評を得ることができ、報われた気持ちになりました。
大手企業向けコンサルティングが予想以上に難航し、自分としては十分な成果は上げられないと思っていた案件が、予想外に好評だったり、反面、自分なりには手ごたえを感じて自信を持って納品した成果物がそれほど評価を得られず、契約に結び付かなかったり、自信と不安が混在して、コンサルティングの奥深さを痛感しました。
起業して以来、常に仕事のことが頭から離れず、週末もPCの前にいる時間が増えたためか、肩こりが激しくなったような気がします。「休暇」という概念が消滅し、「契約がない日」がなければ休暇もなく、「仕事をしない日」が「休日」ということになります。結果的にトライアスロンのトレーニング量が減り、体力も如実に落ちたと実感しながら、1年間のトレーニング記録を集計してみたら、意外にも過去4年間で一番、トレーニングをしていたことがわかりました。きっと9月に出場した佐渡島のレースに向けて付け焼刃的にトレーニングをした成果だと思うと、やはり目標のレースがあれば、自分を奮い立たせて、結果を出すもんなんだなあと実感しました。
前述の通り、去年の正月には思ってもみなかったことばかりなので、きっと今年も、今思い描いていることとは違うことが起こり、また新しい出会いや、新しい事業を手掛けているかも知れないと思うと、来年の正月が楽しみです。